11月19日の記事

2024年11月20日/ 日々の想い

11月19日の記事
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  ( そこにいつまでも )


   そこにいつまでも
   私はいる
   地面に木漏れ陽が
   落ちて

   おもかげは
   川音に
   紛れ
   言葉は薄れて

   そこに
   独り
   立ち尽くし

   すべてを
   愛でる
   私がいる


   谷川俊太郎  2021















11月19日の記事
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 谷川俊太郎  「未来を生きる人たちへ」 公開 2024/3/28
 https://www.asahi.com/special/tanikawashuntaro/




















11月19日の記事

11月19日の記事今日はちょっと、おかしなことを書いてみようかな、そんな気分、消すかもしれないけど。

     あなたの顔は、実在するのだろうか。
     鏡や写真の中に、あるいは他者の視線の中に、それはある。
     そこに意識を向ければ、呼吸音が聴こえるかもしれない。
     触れてみれば、手と顔にその感触が伝わるだろう。
     だから、ではなく、それでもなお、
     あなたの顔があるはずの空間に、本当に、それはあるのだろうか。



Posted by candyball at 20:00│Comments(4)
この記事へのコメント
あたりまえの事を疑うって自分のこれまでを疑う事でもあって、大人になってしまうととても勇気のいる作業だと感じます
でも子どもっていとも簡単にそれをやってのけてしまうから、仕事で触れあう子ども達には色々な発見をさせてもらう事が多いいなと思っています
消すかもしれない記事にコメントするのは憚られたのですが谷川俊太郎さんのリンクで聞いた生の声の朗読に心を動かされました
素敵な場所を教えていただきありがとうございました
Posted by さと at 2024年11月22日 17:17
さとさん

このブログの2016年~2019年頃まで、画家や哲学者や詩人が描いた、
「顔問題」の絵を載せてたので、よかったら見てみてほしい。

当時は何の説明もしなかったし、今も具体的には言えないけど、感覚派の
人は、これだけですべてがわかってしまうことがあるんだよね。

まあ、言語化できなくても、無意識には働きかけてると思うんだけど。
たまたま谷川さんの、この写真があったからね、すこしだけ触れてみた。

読者がコメントで流れを作ってくれたらね、何でも話す覚悟はあるよ、うん。
本気には、本気で答えるし、そうじゃなければ、そうじゃないってだけ(笑)
Posted by candyballcandyball at 2024年11月24日 14:33
小学生の頃、「かっぱかっぱらった」の詩が好きで口ずさんでいた覚えがあります。
最後まで噛まずに言えるか友達と勝負したりなんかして(笑)
テンポの良さと、一見意味がありそうな無意味そうな言葉の連続が楽しかったのかもしれません。

あなたの顔は実在するのだろうか。との問いかけの答えにはなっていないと思いますが…
先日ロウソクの炎のゆらめきを眺めながら
ここに存在するのは炎だけれども、この境目はどこなのだろう?
なんて事を考えていました。
混沌として混ざり合い掴むことも出来ないのに、個として存在している事が
ただただ不思議でした。

私の顔が実在するかどうかは分からないけれども、不思議だと感じる瞬間々々だけは
確かに存在するのかもしれません…
Posted by nyota at 2024年12月01日 21:32
nyotaさん

「かっぱ」は「とってちってた」ってオノマトペが入ってくるところが好きで、
「いるか」は最後の「ゆめみているか」がおしゃれ過ぎる(笑)

子供向けなのに、そこはかとなくセクシーなんですよ、谷川さんは、まったく。

顔問題は問いかけ自体がリスキーなので、投げっぱなしでお願いします(笑)
境界問題は最初の記事から言及してますけど、顔問題と無関係ではない!

不思議といえば、子供の頃から思ってましたけど、昆虫や植物(!)の擬態、
あれって進化論で説明できないと思うんですよ、ぼくは。

まあ、学者さんは何かしらの説明するんでしょうけどね、もちろん。
この世界作ったやつ、設定甘いんじゃねえの?って思ってました(笑)
Posted by candyballcandyball at 2024年12月02日 19:09
 
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