You just watch.15

2024年08月06日/ やさしい哲学

You just watch.15


















- 『 少女像 』  児島虎次郎  1913








You just watch.15
‐『 ショート・ターム 』  2013 (97min.)

 ABEMAにて、8月11日(日)まで無料配信中
 https://abema.tv/video/episode/273-654_s1_p1







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 『 朝顔 』  児島虎次郎  1916ー1921







You just watch.15













You just watch.15この歌詞は、みんな知ってる童謡「おんまはみんな」なんだけど、元々はアメリカの民謡「年老いた灰色の牝馬」というタイトルで、「昔の面影はない」と繰り返す悲しげな作詞の曲だ。

    その曲に中山知子が童謡として日本語で作詞し直したのが、「おんまはみんな」ということ。
    「オノマトペ」が効果的に使われて、見事に童謡として生まれ変わり、幼児飴玉も熱唱してた。

    ただ、「パッパカ」が楽し過ぎるぶん、「どうしてなのか誰も知らない」が、どうにも引っかかる。
    幼児のぼくには、その引っかかりの意味はわからなかったけど、何とも言えない不穏な感じ…

    結局の所、原曲同様、これは人間のことを歌っているのだと気づいたのは、ずいぶん後の話。
    そして、どうかいつの日か、「だけど、おもしろいね」って素直に言えるようにと、ぼくは願った。








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 『 和服を着たベルギーの少女 』  児島虎次郎  1911



Posted by candyball at 01:00│Comments(6)
この記事へのコメント
なんとなく今日という日にブログが
アップされているやうな気がしていました。

毎度毎度、同じような挨拶の言葉で恐縮ですが
ご無沙汰いたしております
…瞬時に繋がれる手段が豊富なこのご時世にも関わらず、久方ぶりにコメントいたします。
でも、なぜかご無沙汰していないような不思議な感じがするのは、
歳を重ねて時間の感覚が変わってきたからなのかもしれません。

「おんまは みんな ぱっぱか はしる♪」
今でも時々口ずさみます(笑)
楽しげなリズムが続いたからこそ
「どうしてなのか だれもしらない」が
なおさら物悲しげで心が落ち着かない感じに
聴こえるような気がしていました。
なんだか淋しくなっちゃうリズムだけど、
幼児期のこども達って割とこの部分好きなんですよね。
言葉には出来ないけど、何かしら感じるものがあるのかもしれません…

それから『short term』、Abemaでチェックしたので明日観ます。
Posted by nyota at 2024年08月06日 22:46
nyotaさん

おっ、アップを見破るとは、もしや超能力者ですか!?(笑)
なんて、そういう偶然は感性の鋭い人には、よく起こることです。

こちらこそ、お久しゅうございます。

最近では、ブログなんてすっかり古い表現手段になってしまいました。
始めた頃は、本当に衝撃的なおもちゃを手に入れた感じでしたけど…

そりゃもう、あれから17年も経ってるわけだから…

でも結局、人類はこのおもちゃをうまく使いこなせなかったみたいですね。
世界を腐らせた原因のひとつに、否定しがたくSNSの存在があります。

ところで比喩的な童謡は、「シャボン玉」なんかが思い浮かびますけど、
「おんまはみんな」の急にぶっこんでくる感じは、表現としてすごい。

こども達が割と好きって、なんかわかる気がします。
「ショート・ターム」もまた、よかったら感想聞かせてくださいね。
Posted by candyballcandyball at 2024年08月07日 23:36
飴玉さん

こちらにもコメント失礼いたします。
SNSに対する見解は、私も同じような事を考えていますので深く同意します。
結局、人類が言葉を獲得した時となんら変わらず、
SNSもツールとして使いこなすことが難しいのでしょうね。
オウム返しコメントになってしまい申し訳ないです…orz

お読みになったかと思いますが、アンディシュ・ハンセンの「スマホ脳」も
なかなか興味深い内容の本でした。

また、「ショート・ターム観ますね」とコメントを残したあとに、
過去にも観た事がある映画だったと気付きました。
前回は主人公ののめり込み方に危うさを感じた記憶があります。
しかし今回は少し見方が違っていて、私にはあの空間そのものの
悲しさを秘めた明るさのような息づかいのようなものが感じられた気がしました。
ラストの星条旗をマントにして走る(追いかけっこを楽しむ?)男の子の
どこか晴れやかな表情が印象的でした。

感じたことを言葉にした瞬間、別物になるような気がして、
コメントを書き込むのはあまり得意ではありませんので、、、
長嶋茂雄さんばりに、
スッときた感覚をガッと捕らえて、ビューンと届きますように…と願っている今日この頃です。
Posted by nyota at 2024年09月02日 23:05
nyotaさん

「スマホ脳」、かなり評判になってた本ですよね。まだ読んでないです。
図書館にあると思うので、借りてみようと思います。

「ショート・ターム」、2度目でしたか。そういうこと、ぼくもあります(笑)

オープニングとエンディングがほぼ同じシーンでしたよね。
同じ男の子が脱走するシーン。

たしかに1度目の描写は脱走だけど、2度目は未来への希望でした。
ぼくは主人公の女性と女の子がバットで車を破壊するシーンが好きです。

一緒に底の底までおりて、一緒に悪いことをすることが、絆になる。
無論犯罪ですけど「法律く仲間」じゃないと、彼女たちは信頼を作れない。

そうして、2人で底から上がってくることができる。そんなシーンでした。

言語は嘘でできているからこそ、誠実であるべきで、それは必ず伝わる。
ぼくは、そう考えています。ビューンと来たものがバーンと届きました(笑)
Posted by candyballcandyball at 2024年09月04日 23:25
車の破壊シーンも良かったですよね。
職員と入所者という立場を超えて、一人の人として向き合い、
共に自身を縛り付けているモノを破壊する…私もスカッとしたシーンです。

それと………バーンと届いたようで少しホッとしました(笑)
Posted by nyota at 2024年09月07日 22:45
職員と入所者なんていうのは、社会的役割に過ぎませんからね。
その人の本質とは、あまり関係がないってことが多いです、実際。

「わたし」の存在さえ疑う目線からすると、当然そうなっちゃいます。
こどもが先生のことを間違えて「お母さん」って呼んじゃった、みたいな(笑)

サッカーでは手を使いませんけど、それはそういうルールってだけのこと。
ぼくももちろん社会的役割を演じますけど、それを楽しめばいいと思います。

ただ、お坊さんがお経をテープで流してるのを見たときには、さすがに
なめんじゃねえって思いましたけど(笑) 覚悟を持て、覚悟をって(笑)
Posted by candyballcandyball at 2024年09月08日 13:20
 
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