You just watch.14

2024年06月30日/ やさしい哲学

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 『 桐に小禽 』  菱田春草 1908年















You just watch.14ある日の早朝、なぜか「テレビ体操」が放送されてて、ぼくは画面を見てたわけじゃないけど、
音だけは何気なく耳に入ってるっていう、そんなシチュエーション。
     
     女子が恥ずかしがることで悪名高い(笑)「ラジオ体操第二」の音楽が流れてて、
     ぼくは思わず「ん?」と画面を見た。
     
     聴き慣れてたはずのそのメロディーが、素晴らしくドラマチックで、驚いたから。
     
     体操の振り付けが先行して、それに合わせて作曲されてるはずだから、
     その制約はかなり大きいはずで、それは当然、画面上からも見て取れた。

     作曲者に思いのほか引き込まれて検索してみると、まず第一と第二の作曲者は別らしい。
     ラジオ体操第二は、團伊玖磨(だん・いくま)という人の作曲で、他の作品を調べてみると、

     「おつかいありさん」  作詞 関根栄一
     「ぞうさん」  作詞 まど・みちお
     「やぎさんゆうびん」  作詞 まど・みちお

     など、幼稚園や保育園で子供たちに熱唱されてる、誰もが知ってる童謡の作曲者だった。
     もちろん各々の作詞も天才的ではあるけど、作曲の秀逸さ抜きでは語れない、あの曲。

     こういうシンクロニシティは、世界の小さな秘密を見つけたみたいで、なんだか楽しい。
     社会とは全く無関係に、世界が「Yes!」と言ってくれてるような、そんな朝の出来事。











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 『 紫陽花 』  菱田春草 1902年



Posted by candyball at 00:00│Comments(0)
 
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