世界と社会とぼく②

2008年04月24日/ やさしい哲学




「SLUM DANK」で有名な井上雄彦が、現在も連載を続けている2つのマンガを知っているだろうかはてな

ひとつは「リアル」で、簡単にいうと身障者の「車椅子バスケットボール」の話であるサッカー
ある日突然、それぞれの事情で身障者になった若者達が、もがき苦しみながら、「熱く」生きようとする炎

「SLAM DUNK」の流れを組むが、身障者であるが故に、社会の中で自らを見失い、再生してゆくドラマキラキラ 
現在、単行本7巻まで発売されており、ぼくも当然、愛読している数少ないマンガのひとつである本

もうひとつは「バガボンド」で、こちらは剣豪「宮本武蔵」の話 …バガボンドとは「放浪者」を意味するダッシュ
つまり「社会」をとっくに逸脱した武芸者の、生死を賭けた剣の戦いを通した「世界」への志向を描く沖縄本島

現在単行本27巻まで発売されており、いよいよ佐々木小次郎との戦いを迎えようとしているところだはさみ
連載途中からはペンではなく、筆で描かれており、絵画としての芸術的な評価も高い作品である筆

このふたつが、同時並行で連載されていることは非常に興味深い、とぼくは思うキョロキョロ
なぜなら、現代日本に生きる私たちは、「社会」と「世界」を並行して生きるのが理想だと思うからだOK

「リアル」もしくは「SLAM DUNK」的な世界観だけで充足する人間は、ぼくのブログなど見ないだろうベー
人間が生きるということは、「社会」的なことだけでは片手落ちだと理解できる人は、どれだけいるのかエイサー

井上雄彦という男は、この両作品を同時進行することで、バランスを取ろうとしているのだと思う若葉マーク
哲学的な境地、そしてそれを「体感」できるレベルまでを、驚くべきことに彼は、「知っている」、はずだびっくり!

武蔵のライバル佐々木小次郎を「聾唖者」(耳が不自由な故に言葉を話せない人)として描いているパンダ
これは、小次郎が言語を持たないことを意味する、が故に、世界との合一を果たしていることを意味する☆

一方、武蔵は言語を持つが故に、その限界を知り、それを経由して世界との合一に至ろうとするのだ錠
死と隣り合わせどころか、死と紙一重の戦いを経て、武蔵もまた、その境地に踏み込みつつある鍵

まあ説明はこのへんにして、ぼくのブログに興味がある人は、ぜひ何らかの形で読んでほしいと思う本
両作品ともに、人生の中で何度か読み返したい、と確実に思える作品であることは、ぼくが保証しますピース

この記事へのトラックバックURL

http://candyball.ti-da.net/t2083502
この記事へのコメント
まずは歴史好きなので、
『バガボンド』から呼んでみようと思います!
Posted by ハイサイスキン at 2008年04月24日 21:38
ほえ~~!!
作品の存在は知ってはいましたが、スラムダンクしか読んどりません。
そんな作品を同時に連載してるなんて、、寝る暇が無さそう(驚)!
いや、同時進行することに意味があるんですよね!
オススメ作品、課題が溜まってきた(汗)
では私はリアルから読もうかな。。。
Posted by ayatamamaayatamama at 2008年04月25日 00:07
こんばんは☆
私もスラムダンクしか読んだことないです。。。
ん~……ハイサイスキンさんと同様、先ずは
「バガボンド」から読んでみます^^
Posted by りおんりおん at 2008年04月25日 00:25
アフロ♪

歴史好きだったね、そういえば(笑)
アフロは絶対ハマると思う …ブッダにも通じるような気がするし

そういえば、手塚の「火の鳥」ってオススメなの?
この前聞いた短編のオススメ、見つかんなかったよ、残念!
Posted by candyballcandyball at 2008年04月25日 07:36
バガボンドは読んでました・・・
(訳あって途中まで・・・照・笑♪)
また読もうと思います♪
Posted by nabe*yome at 2008年04月25日 07:39
シュガー♪

まあまあ、このブログもいつ終わるかわかんないから(笑)、
長い目で見てやってくださいまし

遠い未来に、思い出したように読んでくれればいいよ、うん
飴先がそんなこと言ってたな、そういえば、なんて…

今は子育て、がんばれ!
Posted by candyballcandyball at 2008年04月25日 07:42
りおんさん

スラムダンクはみんな読んでるんだね、とりあえず

実は唐突に終わったスラムダンク…
いつか気が向いたら続きやるって言いつつ、10年以上過ぎました(笑)

バガボンドは長いし、読み出すと止まらないから、
十分に覚悟して取りかかってくださいませ~♪
Posted by candyballcandyball at 2008年04月25日 07:47
両方読んだよ~
結構漫画は好きだったので~

バガボンドは
数年前大ブレークしたけど
私はそんなに面白いとおもわなかったな~
Posted by TADARINTADARIN at 2008年04月25日 10:37
nabe*yomeさん

ん?
なんで途中まで?

途中で止められるんなら、そのままでいいんでないの(笑)
Posted by candyballcandyball at 2008年04月25日 12:26
TADARINさん

どう感じるかは、本文中にも書きましたけど、
哲学的な関心に比例すると、ぼくは思います、はい

実際、政府系の賞(手塚治虫賞はいいとして)を受賞したり、
膨大な発行部数を誇ることには、多少疑問がありますね
Posted by candyballcandyball at 2008年04月25日 12:37
こんにち わ!

スラムダンクとバカボンド…。確かに同じ作者なの?って感じでした…。
バカボンドは一時期はまりそうになって…なぜか途中で読んでないですね…。ていうか、漫画本じたい最近読んでないなぁ…。ただスラムダンクの時より数段描写の技術があがった感じがしました。
Posted by ひでぼ〜不養生な薬屋 at 2008年04月25日 12:44
再び、こんにちはっ♪

火の鳥(ヤマト編)しか読んだ事無いっす(無念)

でも、歴史好き+手塚好きな私は、
ぜひ、全巻読みたい!
と、思いつつそのままになって、数年たちました。
子育てが一段落したら
漫画喫茶デビュー☆の際、読みたいと思います♪
Posted by ハイサイ スキンハイサイ スキン at 2008年04月25日 13:36
ひでぼ~さん

同じ作者の中に、違う感性が共存してるんですよね、たぶん
このブログだって「哲学」オンリーだったら、やっぱりちょっと…でしょ?

描写に関しては、「一コマがすでに絵画である」とすら評されてます、はい
井上雄彦の絵って、以前にCMにも使われてませんでしたっけ、たしか
Posted by candyballcandyball at 2008年04月25日 18:46
アフロ再び♪

あれ、「火の鳥」全巻持ってるって言ってたの、
シュガー(すっかり定着)の方だったかな~

漫画喫茶もいいけどさ、最近はレンタルビデオ屋さんで、
レンタル・コミックもやってんじゃない?

そっちだったら、今でも家で読めるし、時間無制限で、いいじゃん♪
「バガボンド」とか「火の鳥」って、図書館とか児童館に全巻あるかもよ…
Posted by candyballcandyball at 2008年04月25日 18:55
「バガボンド」私も途中まで読んでた。
(訳あって途中まで・・・照・笑♪)

貸してくれる人がいたらきっと寝ずに読んでます。
Posted by rieharperrieharper at 2008年04月25日 22:01
バカボンドとリアル
以前は友達に貸してもらって読んでいたのですが
確かバカボンドは19巻ぐらいまで読んだはず・・・

candyballさんの記事を読んだあとは
新しい視点ができるので、
もう一度最初から読み直したくなりました☆


今度漫画喫茶に続きを読みに行こう~と。
Posted by いしかわ星いしかわ星 at 2008年04月25日 23:47
狂った犬♪

おぬし、反抗期か?(笑)
もしくは、今流行りのツンデレ風?

貸してくれる人がいたらって …知らねえよ、そんなの!(笑)
まずはシュガーから手塚の「ブッダ」借りて、寝ずに読めばいいじゃん!
Posted by candyballcandyball at 2008年04月26日 07:21
いしかわ星さん

19巻って、どのあたりだったかなあ
連載開始から、なんと10年経ってますからね

その間に、(画力を含め)作者自身も成長してるのがわかります
ちなみに初期は、着物での戦闘シーンの描写の不自然さに悩み、
素っ裸の絵で下書きしてから、着物を付け足してたそうです(二度手間!)

哲学的な視点を通すと、また違った味わいがあると思います、はい♪
Posted by candyballcandyball at 2008年04月26日 07:32
両作品読んでますよ~

なんか、人間臭さに執着しているような雰囲気がありますね

「ただ斬る」と「ただ切る」、文字ひとつ文章の組み立てひとつで
表現ががらりと変わるように それに画力を組み合わせて伝えていく。
井上氏は表現の天才だとぼくは考えてますよ

ただ、漫画ってひとつの目線なら、ほんとただのまんがに成り下がります
自然描写などの表現力、人間の内なるものへの葛藤などの表現力
悟りの又は悩みの境地をどのように? 喜怒哀楽に厚みをもたせるために~
そんな部分を感じながら読んでみると
また違った面白さをあじわえるかもしれませんよ

好きなんは、宝蔵院胤舜編ですかね
戸惑い、恐怖と嵐の山中とでうまく表現してますし
木々などこと細かく描写されてんのには敬服っす(^^)

ゴメン、ここまで書いて哲学的というより芸術的っぽい
路線に走っちまったね アニョハセオ~
Posted by けんたけんた at 2008年04月26日 13:30
けんたさん

おおっ、サスガけんた殿、アニョハセオ~(?)
いやいや、芸術的っぽい評価も、もちろん重要です、はい

ここは哲学ブログなので、ぼくがそういう解釈を持ち込んだに過ぎません
そういう意味では、読む返す度に新しい印象を持ちますね、バガボンドは

もともとは吉川栄治の小説が原型ですけど、小次郎の設定をはじめ、
細部の描写は完全にオリジナルで、もはや原作を超えてるんじゃないかな

胤舜編、なつかしいッスね …テンション上がります、はい
ところで前に教えてもらった本、図書館にも本屋にもなかったッス …無念!
Posted by candyballcandyball at 2008年04月26日 19:08
なかったですか~~
夢枕獏さんの「キマイラ」創刊が82年と26年も前なんですよ
その当初はソノラマ文庫って会社が出版してたんですが
時代の荒波にて難破しちゃったようです。
そのため入手しずらくなっているのでは?
現在は「朝日ソノラマ」としてがんばっているようですが
本屋では見かけなくなりましたね(T-T) Amazonしかないかな?
でもまだ終わってないからね、すごいよ(笑)
Posted by けんたけんた at 2008年04月29日 12:06
けんたさん

夢枕漠さんの
他の著書は必要以上にたくさんありましたけど(笑)

そういうカラクリがあったんですね …納得ッス♪
しかし82年とは、はるかノスタルジー…
Posted by candyballcandyball at 2008年04月29日 20:17
バカボンド
コマがでかくて
なかなか話が進まないイメージがありました・・・
途中まで読んだけど
もう終わったんですかねぇ

REAL読んでみます!
Posted by チェ・ブゥ~ブゥ~ at 2008年04月30日 23:36
チェ・ブゥ~ブゥ~さん

バガボンドは連載雑誌で読むと、
なんじゃこりゃ~ですね、はい

連載はどうかわかりませんが、コミック最新刊では、
これから小次郎といよいよ戦うぞって感じです

リアルは、泣けます…
あなた様にこそオススメです、むしろ(笑)
Posted by candyballcandyball at 2008年05月01日 19:08