2008年04月10日/ やさしい哲学




上の絵は、エッシャーという画家の「滝」という有名な作品で、一見何気ない絵に見える筆
ところがよく見ると、現実にはありえない水の流れが描かれているという、いわゆる「だまし絵」であるがーん

だまし絵が魅力を放つのは、私たちの世界認識や言語体系に、潜在的に同じ構造が含まれるからだ本
なにはともあれ、まずは、この絵をじっくりと味わってほしいと思いますキョロキョロ

前回の記事で、「世界が存在することに意味はない」ということを述べたけど、その実感があるだろうかはてな
もし「ない」とすれば、あなたの世界認識は、このだまし絵のようなものなのだと、ぼくは言うだろう雷

数学者ゲーデルは、世界を(無矛盾な)論理で語ることが不可能であることを、数式で「証明」しました鉛筆
この「不完全性定理」は、数学のみならず、現代哲学においても最も重要な発見とされていますキラキラ 

つまり、世界や私達の存在理由や、宇宙の果て、神などを矛盾せずに語ることは、完全に不可能なのだ注意
身近な問題でいえば、私達が生きる理由をもっともらしく語るすべては、ウソだということと同義なのですsos

例えばそれが「信仰」であったり、「あえて」そのように生きるといった振る舞いならば理解できるのだがタラ~
先日語った「偽善」にも通じるけど、強迫的に「理由」や「夢」を求めることは、やはり不自然なのだろうサボテン

ところが、この偉大な発見をしたゲーデルもまた晩年に、自らの証明を上回る「神の存在証明」に挑むダッシュ
無謀な挑戦の結果、彼は精神に異常をきたし、餓死というありえない死に様で、その生涯を閉じた眠っzzz

それほどまでに人は、自らの「存在理由」を欲する …これが、「言葉を持つこと」の「呪い」なのだガイコツ
親が子を愛することに、理由はない …同じように、わたし達もやがて、言葉のない世界に帰るのだ☆

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この記事へのコメント
>言葉を持つ事の呪い。。。
こっ怖い・・・何だか何事も深く考える事も必要ですが、
自滅するゲーデルに、自分が「凡人」である事の
有り難さを感じてしまいました・・・
Posted by ハイサイ スキンハイサイ スキン at 2008年04月11日 13:34
一時期、というより思春期かな
自分の存在理由について悩みまくった事がある
はっきりとした答えがない問いだ
何のために生まれ、何のためにいるのか
まさに「言葉の呪い」
つまれば、つまるほど呪縛されていく

ぼくの場合、ばかでよかったのかも
結局わからんとなった時、それもありだなと解釈
今日の飴玉先生の授業、あの頃みてたら
悩む時間が短縮できたかもだすね(^^)
Posted by けんたけんた at 2008年04月11日 19:17
ハイサイスキンさん

①普通は、この構造に取り込まれてることにすら気付かないわけで…(汗)
②逆に頭が良すぎると、慢心して自力で抗おうとしちゃうんだろうね
③一般的には「神」に預けちゃうか、「生きがい」や「家族」とかでやり過ごす

④まあそのへん、「言語の限界」を考え抜くことで知り、「受け入れる」ことかな
ありのまま「中庸」に徹すれば、新しい扉が開くということなんだけどね、うん

このブログは④の立場を推奨してるわけで、実は誰にでもできる!…と思う
「執着」と「忘却」の間に、かすかな光が射してるって感じかな~、わかる?
Posted by candyballcandyball at 2008年04月11日 19:37
けんたさん

中2病とか言いますよね(笑)
尾崎豊になりきっちゃうみたいな感じで …15のよぉ~るぅぅ~♪

悩む時間は、受け入れるっていうか、「身体化」するためにも
とっても大切だと思います、実は!

幼児期にしっかりと親から愛されていれば、
生きる肯定感を失わずに、乗り越えられるはずだと思います、はい
Posted by candyballcandyball at 2008年04月11日 19:46
そっかぁ~
だから、その時分に「尾崎豊」はまっちゃったのかな?
酔っぱらってカラオケいったら同年代で「15の夜」を
自分たちの実年齢で替え歌するけんたです

なんでも、簡素化しちゃうと成長しきれないのかもしれませんね
Posted by けんたけんた at 2008年04月11日 20:41
す、すみません!TADARINさんとこからお邪魔しました!
私のつたないコメントを褒めてくださってありがとうございます!“o(><)o”
初めまして~<(_ _)>はるままと申します~
candyballさんは沖永良部島の方なのですねっ??
私は石垣島出身(今は那覇ですが)なんですっ! 
なんか嬉しいですね~♪離島の方とお知り合いになれるのはヽ(*^^*)ノ

で、記事に関係ないコメントを書いているのは私だけですねっ?(;´▽`A``
哲学は大学の授業で、大好きな科目の一つでした。
「我思う、ゆえに我在り」でしたっけ?
妙に納得した一言でした。
たとえ答えが出なくとも、人間は考えずにはいられない生物なんでしょうね。
・・・なんか違う方向でまとめちゃいましたかね?汗
また遊びにきま~す(; ̄ー ̄A アセアセ・・・
Posted by はるまま at 2008年04月11日 22:44
>執着と忘却の隙間にかすかな光…

イメージはできる?気がするけど…
『無』になり、『ありのまま』を受け入れる…て、感じ…でしょうか??

なんか、考えれば考えるほど、今まさに、『言葉の呪縛』に
はまり込んでしまいそうです。
Posted by ハイサイスキン at 2008年04月11日 22:57
エッシャーの絵、子供の頃よく見てたあきもせず、ずーっと。
見れば見るほど不思議で考えれば考えるほど分からなくなる。

変人の父の仕事場にその絵はありました。
Posted by rieharper at 2008年04月11日 23:28
たまに思います。今この世界をみている自分の目をどこまで信じたらいいのだろう…。今聞こえてくる音はホントなのか?この世の中、答えを探すのはわかるけど“答え”ってホントにあるのか?
だまし絵…。なんかこうなんだという“頭”があるから“だまし絵”は成立する…。ホントに“こうなんだ”という自信は自分を納得させたい“安心感”なんかな?
Posted by 炒めたらおいしい“脚”の薬屋です(笑) at 2008年04月12日 00:15
御無沙汰しております♪

人を超えたもの「超えている」存在を証明するというと
確かに矛盾を感じるかもデス。


私とは?という問は私のことなのに
難しい・・・・

私=世界なら

私が存在することに意味はなくって
存在理由を求めることから自由になれるのかな????

難しい~(p・Д・;)
Posted by いしかわ星いしかわ星 at 2008年04月12日 02:18
けんたさん

基本的には苦手ですが、どぉ~しても歌えと言われれば、
意外と澄んだ声でブルーハーツを歌いあげる、飴玉さんです(恥)

思えば尾崎豊も、ゲーデル的な死に様だった気がします…
だけど、そういう思春期を共に生きたことは、絆として残りますね♪

特に「哲学」に関しては、自分で考えて、論理を積み上げることが大切!
安易に「世界の謎」を無害化することもまた、社会、国際問題の元になります
Posted by candyballcandyball at 2008年04月12日 10:49
はるままさん

あらら、こちらこそはじめまして♪
candyballこと飴玉さんイン沖永良部島です、どもです

ぼく、ああいう雑学ネタは好きですヨ、はい
そして、知ったかぶりでみんなに話すのが得意技です(笑)

そういう意味では、「哲学」こそ最大の雑学ですね!
ぜひ大学で学んだ哲学の知識で、ツッコミ入れちゃってくださいませ
Posted by candyballcandyball at 2008年04月12日 10:58
ハイサイスキンさん

「世界に意味はない」ことを、ごく自然なこととして生きることだね、うん
それが「ありのまま」ってことになるんじゃないかな

人生で一度は、「言葉の呪縛」にハマるのは、人間の宿命なのさ
そこから逃げずに、されど執着せずに、健康的に乗り切るべし!

「無」になる可能性が生まれるのは、それからってことになるよね、たぶん
されど気楽に行こうぜ! …どうせいつか死ねばそうなるんだから(笑)
Posted by candyballcandyball at 2008年04月12日 11:13
rieharperさん

おっ、ついに哲学ネタにコメント入れてくれたね♪
「哲学」こそがこのブログのメインなので、そこんとこ夜露死苦!

エッシャーの絵はおもしろいよね
不思議なんだけど、わかんないんだよね、そうそう!

なにぃ!? 「変人」隆の仕事場に!?
だとしたらもしかして、変人を演じてるだけなのかもしれない…(笑)
Posted by candyballcandyball at 2008年04月12日 11:22
ひでぼ~さん

この「世界」を疑うことには、もちろん危険があります
「社会」や「個人」が不安定になるってことですよね

ただ、そのために「経済」や「神」を持ち出すことが、
争いの種になっていることもまた、事実です

現代に至り、哲学的思考は万人に必要になってきていると、
ぼくは勝手に考えています、はい(笑)
Posted by candyballcandyball at 2008年04月12日 11:29
いしかわ星さん

「証明」が不可能であることで閉ざされたかに思える扉が、
新たな次元の入口になるんですね

ですから、究極のニヒリズム(絶望)は希望の入口になりえます
問題は、個人がそれに耐えられるか、ということになりますね

もちろん言語による「二元論」を乗り越えることができれば、ですが…
「私=世界」は、非単調論理なので、意味を超える可能性を持つわけです
Posted by candyballcandyball at 2008年04月12日 11:41
はじめまして☆

ハイサイスキンの親友☆M嬢です!!
ついに・・・飴玉さんに初参戦です。。。!
ハイサイちゃんの指令により飴玉さんの記事も見ました(・ε・)
ウン・・・やさしい哲学・・・ウン・・・ウ~ン(*ε*;)
ハイサイちゃんが私にやさしく飴玉哲学を語ってくれます☆

記事に関係なくてスミマセン。。。
またおじゃまします!!
お気に入り登録してもよいですか?
Posted by nabe*yome at 2008年04月12日 22:53
二日酔いなので
よく分かりません

明日で直してきます♪
Posted by TADARINTADARIN at 2008年04月12日 22:55
nabe*yomeの補足…
断じて飴玉氏哲学を語れるほど、理解しておらず…

彼女に語ったのは、主婦の妄想です…
『たぶん…こんな人やろぅ…とか…』
失礼しました〜♪
Posted by ハイサイスキン at 2008年04月13日 09:35
nobe*yomeさん

はいはい~、こちらこそ、はじめまして♪
勇気を出しての初参戦、おめでとうございます(?)

よりによって、この記事でデビュー…(笑)
興味があったら、一番最初の記事から順番に読んでみてくださいね

あっ、このブログは「お気に入り」登録に許可はいりませんよ~
ぼくも勝手に入れちゃってますし …はい
Posted by candyballcandyball at 2008年04月13日 11:59
TADARINさん

体調が悪いときに哲学は、ちょっとキビシイですよ~
ヤケドしちゃいます! …お気をつけくださいませ(笑)
Posted by candyballcandyball at 2008年04月13日 12:04
ハイサイスキンさん

妄想による洗脳中ってことね♪
了…解…しま…し…た…(笑)
Posted by candyballcandyball at 2008年04月13日 13:37
こんにちは~

何とか復活したのですが
二日酔いでなくても
やはり
難しいです

言葉の無い世界に帰るっていうのは
分かるような気がしますね~

今は
肉体を借りて存在しているだけで
宇宙に帰ると
肉体は不要だと

まあ、これも良く理解していませんが
Posted by TADARINTADARIN at 2008年04月13日 14:32
TADARINさん

それだけわかっていただければ、
十分ですよ、はい

自分のことだとわかりにくいですが、
娘さんが生まれる前、どこにいたんだろうって話ですね

そしてよく考えたら、宇宙の歴史から考えれば、
「わたし」が存在している事態が、異常であり、奇跡なのでしょう
Posted by candyballcandyball at 2008年04月13日 20:50
こんばんは 若い頃エッシャーの絵ハガキを集めたことがあります。
この絵のように視点をちょっと変えるだけで世界は変化するんだと
若い私は感動しました。

今は、気負わず“今”を一生懸命生きる、そうすれば自ずと世界が変化すると
思っています。

うーん…ちょっと本題とずれてるかな?

言葉を超えた世界で、自然は動いています。
自然は自分の存在意義を考えて、四季折々を彩ってはいません。
今を一生懸命生きているだけ…人間も自然の一部なら今を大切に生きる

でも、これ 私にとってホントに難しいんです;_;
Posted by りおんりおん at 2008年04月13日 23:32
りおんさん

へえ~、エッシャーの絵ハガキを…
今はネット上で簡単に手に入っちゃいます …良いのか悪いのか(笑)

哲学というと難しいことと思われがちですが、
これも結局は「視点」の問題で、興味がなければそれまでですから

そうですね、気負わず自分自身であり続けることが基本です、はい
世界うんぬんというのは、あくまで「個人」に起こることですから
Posted by candyballcandyball at 2008年04月14日 07:20
いまさら、、こんばんは♪
どうやら疲れが溜り過ぎてた私、飴玉さんのこの記事を開いて、
本題とズレて突っこまれないようなコメントを考え…
自分の存在や言葉の呪いについて考えながら…
あやぼう共々ダウン↓↓してしまいました…
きっと頭から煙が出てたはず。。。
完全復活後、哲学記事についても頑張って頭を回転させたい次第です…


追伸、、エッシャーのこの絵、たけしか所さんの番組で
なんと模型が作られて、スタジオでみんなで離れて見てました。
考えるのをやめたくなるほど不思議な模型でした。。。
Posted by ayatamama at 2008年04月14日 18:54
ayatamamaさん

オイオイ、しばらく顔見ないから、シャレになんない事態(って何?)が
起こったのかと思ったよ! 

しかもなぜか、こういう記事に限って新人さん多数参戦アリ(?)
体調悪いときに、わざわざ呪いについて考えんでもよろしい(笑)

へえ~、模型がね …ちなみに似たパターンで「無限階段」ってのもあるよ♪
どっちにしろ目線がグルグル廻るだけで、何も解決しないんだけど…
Posted by candyballcandyball at 2008年04月14日 19:52